眠りにつく10秒前。

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初恋の容疑者

お元気ですか…

風邪なんか引いてませんか…

遊んでますか…

勉強してますか…

いっぱいお仕事してますか…

ステキなボーイフレンドいますか…

ステキなガールフレンドいますか…

友達を大切にしてますか…

いっぱい恋をしてますか…

旅に行きましたか…

おいしいものをたくさん食べてますか…

手紙、書いてますか…



「明菜から…。」いつ聞いても滲みますね。三点リーダって明菜様のためにあるんですね。LP盤の帯に""とあって、「どこだよ、中古だからないんじゃねぇの?」と必死に探したんですけど1トラック目のことだったんですね。あるある、ですね?はい。

夏といえば恋らしいですね。恋が実り、秋に愛が深まるのです。昔の雑誌に出てきそうな文句ですが…。私はまんまとエアコンでお腹を壊し痔をこじらせています。ロマンのはじまりのかけらもないんだね。これだから三次元は嫌さぁ!(語尾を上げよう)

このままではカピカピに干上がりそう…そうだ、心のビタミンを摂ろうぜ、ということで甘酸っぱい?初恋の話を書き殴ります。



初恋といっても、子供の頃の私は同年代の子を好きになるタイプではありませんでした。鍵を忘れて家に入れなくて、隣のお姉さんが家に上げてジュースを飲ませて慰めてくれたことがあったんですが、それが初恋といえば初恋だったかもしれない。優しい人でした。

でもそんな美談聞きたかねぇよ、って話じゃないですか。お姉さんだって外でガキがうるさいからとりあえず黙らせようと思っただけかもしれないし、お姉さんというのはあなたの想像の産物ではとか思われるわけじゃないですか。ポストトゥルース的に考えて。

美しい思い出をこれ以上汚されないためにも、疑心暗鬼に陥った現代人の皆さんのためにも、出典先がヒットしやすい例を挙げることにします。二次元の恋人です。



「若きヨウセイクンの悩み」篇


7つか8つになる年、私は異端者の烙印を押され、故郷の森を追い出されるような形で旅に出ました。唯一自分の味方でいてくれた幼馴染の美少女とも離ればなれ。

案内役は付いてくれていましたが、ハエみたいな子だったので、心安らぐ相手ではありませんでした。モンスターとは戦わされる。自分を守らなければならないお姫様からはパシリ扱い。世界の果てを見せてあげようとする色黒のおっさんはマウントかましてくる。イタズラした鶏に半殺しにされる。それはそれは辛いものでした。

「逃げ出したい」「逃げちゃダメだ」私の精神は引き裂かれていました。故郷にはもう戻れない…いじめっ子の門番がいる…何度斬りつけたことだろう…奴は死なない不死身の身体…あいつが旅に出ればいいのに…。心はもうドナドナ。鉛の足を引きずり、あてもなく歩いていると、皮肉にもそこは牧場でした。

円盤が不時着しそうなほど美しい草原。そこは故郷の、静謐でありながらいかがわしくもある自然そのものの森とは似て非なるものでしたが、生やさしい安らぎを求めていた私にはうってつけの場所でした。耳をくすぐる風の音。土と草の匂い。数分か数時間か、時間の感覚を忘れて、私は草原に身を委ねていました。ヘイヘイ口うるさいハエの声はもう聞こえない…広がる空と大地を抱きしめてこのまま消えてしまいたい…。

ふと風が歌い出しました。この世のものとは思えない天使のソプラノ。夢に見た天国からの迎えかと、耳を疑いました。身体を起こすと、人影が見えます。白いワンピースに栗色の長い髪。子馬と無邪気に戯れる少女。それが彼女でした。

奇異な格好をした私を彼女は「ヨウセイクン」と呼びました。その気さくでくすぐったい愛称は、旅に出て以来、がんじがらめになっていた私の心を、いとも簡単に解きほぐしてくれました。幼馴染の母性的な包容感はありませんでしたが、見ず知らずの彼女との対等な関係は気安く、かつ尊いものであるように思われました。

牧場は彼女の父親ではなく、雇われ人であるはずの下男に支配されていました。私はようやく、世界が混乱に陥っていることを認識したのです。悪の力、暴力と搾取に世界を犯されてはならない。私にとって、世界は彼女でした。

彼女との出逢いは私の旅の目的を見出してくれました。魔王ーー色黒のおっさんーーに対抗できる特別な剣を抜くために、私は幼気な少年時代を棄てうち、七年の時を越えさえしました。すべては彼女の幸福を願う一心でした。

少年期とは比べものにならない危険な目に遭い、生還する度に、彼女とそう長くはない時間を共にしました。逢瀬が重なるにつれ、私の胸には歓びと共に黒い澱のような感情が揺れ動くのがわかりました。世界を救済する姫と運命を共有している自分では、彼女と添い遂げることは出来ない。彼女を救いたいがために死に物狂いで闘っているはずなのに。

私はこの身に流れる前世の因果を呪いました。運命を呪いました。しかし、どうすることもできないのです。世界を、彼女を呪うなど、到底できません。私は結局、どこまでいってもつまはじき者でした。

重苦しい呪縛を受け入れる他ありませんでした。彼女はそんな私の本音を知ってか知らずか、変わらない態度で接してくれました。あの時の彼女のまま、変わらない私のまま、「ヨウセイクン」と呼んでくれました。

私は世界から愛されることを許されませんでした。けれど、世界を愛することは許されました。彼女が「ヨウセイクン」と私を呼んでくれたから。私を私のまま、世界は受け入れてくれました。だから私は、世界を世界のまま、残酷であろうとも受け入れることが、愛することができるのです。



いかがだったでしょうか。出典元は『ゼルダの伝説 時のオカリナ』のマロンですね。

子供心に、彼女に逢いに行くと(というかただ周りをウロウロしてるだけ)何か後ろめたい気持ちになっていたんですが、それを明文化するとこうなるんですね。幼い私は「これが現地妻ってやつか」などと考えていましたが…怖っ。それだけ『時オカ』が恐ろしいゲームだったのか、私ののめり込み方が異常だったのか。再度プレイして確認する元気もありません。

子供の頃の記憶なのでどうも時系列が曖昧で、他にも『ドラクエ5ビアンカ、『ハリーポッターハーマイオニーについて書こうかと思っていたのですが、マロン一人で力尽きました。ビタミン摂取どころかHPが削られたような気がします…。



長電話してますか…

映画、観てますか…

良いレコード聴いてますか…

スポーツしてますか…

誰かとケンカしてますか…

誰かと仲直りしていますか…

夜は眠れますか…

寝覚めは良いですか…

夢見てますか…

なにか悩んでますか…

かなしいですか…

今、苦しんでますか…

今、楽しいですか…


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