眠りにつく10秒前。

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幸福論/初夏にて

だんだんと暖かくなってきましたね。窓を開けていると涼しくて、でも通りかかるオヤジの痰を吐く音が生々しく響く夜。

気温が上がると、私の食欲は減退する。かといって無気力になるということはなく、夏バテではないのです。食べた分だけ発汗して煩わしいだけ。だけなのだけれど、それを人は夏バテというのかしらん。

そんなわけで減量にはうってつけの季節、女子並みにダイエットに励むのです。真夏を迎える頃にはすっかりプリティ・ボーイに変身、できてるといいな。ダイエットと同じくらい打ち込めるのが読書。どの季節だろうと出不精に変わりはないんですが、冷房の効いた部屋での読書は頭が冴えるのか、より一層集中できるというもの。ちょこちょこ読み進めているカミーユ・クローデルの伝記も面白く読んでいます。著名な彫刻家、ロダンの弟子にして愛人であったカミーユ。憂愁を称えた肖像が印象に残っている人も多いのでは。どちらかといえば悲惨な人生を送る彼女に、なんだかヒロイズムが刺激され、すっかり感情移入してしまっています。カミーユのような美貌を夢見ながら日に日に痩せてゆく私自身を可愛がろう、などと不相応な妄想で頭の中のお花畑を耕しつつ、今日も眠る。ああ、しあわせ。

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